ビジネスを学んだら、デザインが上達した話。

僕はお土産屋さんのかたわら、

デザイナーとしても活動しているのですが、

昔は、デザインがすごい下手くそでした。

デザインの専門学校を卒業したのに、

独学でデザインしている人のほうが

よっぽどに上手でした。

高いお金を払って、

通わせてもらったのに、

2年間で習得できたのは

PCソフトの基本操作ぐらい。

途中から授業をちゃんと

聞いていなかったんですね。

理由は、

デザインが下手くそだったから。

小学校から絵を書くのが好きで、

周りからも褒められていたので、

自分は才能あると勘違いしちゃったんです。

んで、高校卒業の時期に

周りが進路について真剣に考えだしたころ

僕は絵を書くのが得意だからデザインの学校

にしようと安易に決めたのでした。

で、いざ専門学校に入ると、

周りのレベルの高さに驚愕。

才能あると思っていた自分が

恥ずかしくなりました。

卒業後、就職してからも、

すぐに挫折。

現場のスピードの全くついていけない。

そもそも、僕のデザインのレベルが

低すぎた。

上司には、

「専門学校で2年間、何を学んだんだ?」

ってあきれた顔されてました。

8ヶ月くらいで退職。

そこから、販売や接客の仕事を

長年続けていく中で、

ビジネスに興味を持つようになりました。

最初は、小手先のテクニックを本から学んでは

現場で試してみる。

ってことを繰り返していましたが、

もっと体系的に学びたくなり、

より抽象度の高い本や、

そういう発信をしているひとの

ブログ、メルマガなどを読み漁る

日々が続きます。

ビジネスの考え方などがだんだん

身につきていきます。

そして、ある日、

商品のPOPを書くことになりました。

手書きがめんどくさかったので

久々にPCのグラフィックソフトで

作ることにしました。

懐かしいなーって思いながら

作業をすすめるうちにあることに

気が付きました。

「あれ?

俺、デザインうまくなってる?」って。

なんだか、昔みたいに、

悩むことがなくなっているんです。

配色どうしよう?とか

レイアウトどうしよ?とか。

で躓かないんですよ。

最初は不思議だったのですが、

よくよく考えると、

ビジネスを学んだおかげだ

って結論になりました。

つまり、

このPOPを観る人がどう思うか?

っていう視点でデザインしてたんです。

無意識のうちに。

・このPOPに興味を持つ人は誰か?

・一番に目立たせるべき情報はなにか?

・直感的に伝わるために、イラストにするべきか?

それとも、写真にするべきか?

・この配色で、買う気になるか

など。

これって、

ビジネスで言うところの、

「お客様視点」だったり、「ユーザー視点」

とだったりするんです。

まったく同じ。

要は、ビジネスを勉強してたおかげで

「相手の視点」で考える思考回路みたいなものが

できてたんでしょうね。

その思考回路でデザインしているから

そりゃ、デザインもうまくなるよなって納得。

てか、デザインもビジネスの一部なので

切り離して考えることが不自然なんですよね。

いやー、よかった。

時間はかかったけど、今こうして

デザインの仕事をちょくちょくさせて

もらえているのも、ビジネスを学んだおかげ。

なので、デザイナーを目指しているけど、

デザインに自信がない人は、

一旦デザインから離れて、

ビジネスを学んでみるのもいいかもしれません。

せっかく、デザイナーになるなら、

将来独立して自分で稼げるようになってやる!

って人も多いと思うんですよね。

そしたら、なおさら

集客だったり、セールスだったり、

ビジネスの知識は必要になってきます。

どっちが先かは人によって違うので、

今の時点で、デザインが難しいと感じている人は

是非、ビジネスを学んでみてはいかがでしょうか?

ではこのへんで。

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