このあいだ、職場の後輩から
「めどんさんって、お昼休みこの店の向かいのベンチに座っているじゃないですか?なにをされているんですか?」って聞かれたんですね。
その時は、「 ここを通るかわいい女の子を観察してるんだよ 」って大学生くらいの男の子が喜びそうな返しをしたんですが実はそうじゃないんです。
観察していることは本当なんですが、見ているポイントが違う。ずばり、お店のまわりにいる人々の持ちものや行動を観ていたんです。
それを手がかりにその人たちがどんなライフスタイルを送っていて、どんな目的でここを通るのかを分析していたわけです。
たとえば、僕が働いているお土産屋さんが商業施設のテナントという特性上、お土産品意外の目的で来ている人がお店のまわりにたくさんいます。
- 100円ショップに切らした日用品を買いに来る主婦
- アパレル店でいちゃいちゃしながら服を選ぶカップル
- ゲーセンでコインゲームに夢中のファミリー
こうやってどんな人がいるかを把握しておくと、自分たちのお店の集客や、セールスに活かすことができます。
- 主婦に向けて特価Tシャツを訴求
- カップルに向けてホタルガラスのアクセサリーを訴求
- ファミリーに向けて、駄菓子を訴求
みたいな感じで。
これをやる理由はとてもシンプルで、売上につながるからです。っていわれても飛躍しすぎてて話が繋がらないですよね。
もうちょい掘り下げて説明すると、売上ってお客さんから頂いたお金じゃないですか?もっというと、お金ってモノやサービスを提供してお客さんからもらうもの。
さらに深堀りすると、モノやサービスを提供するのは手段。目的はお客さんの問題を解決したり、欲求をみたしてあげることですよね。それが、お客さんにとっての価値。
ようは、価値提供なんです。価値を提供することで売上が発生するんです。だから、お客さんがどんなモノやコトに価値を感じるかがわからなければ、売上はつくれないというのが僕の考え。
だから、お客さんになりうる人を観察する。
こういうと、「そこまで考えなくてもお客さんは商品を買ってくれますよ」って言う人がいるかもしれません。
たしかにそうですけど、じゃ、そこまで考えて行動したらもっと買ってくれる可能性ありますよねって話。それをやりたいんですよ。
ほとんど場合、ちょっとずつズレているんですよ。大きく外してはいないけど、ドンピシャでもない価値を提供している。これを修正すれば、売上がぐんと伸びることなんてざらにあるんです。
売上が低迷していたり、かけた労力や時間の割には売上が上がらない。。。と感じている方はぜひ人間観察から始めてみてはいかがでしょうか?