ブログタイトルでも謳っているとおり、
僕、デザインの仕事もしているんですね。
WEBで使う画像をデザインする仕事。
WEBデザイナーといえばいいのか、
グラフィックデザイナーといえばいいのかわからないので、
肩書はWEB系グラフィックデザイナーとことにして置きます。適当だなー(笑)
先日ご依頼。
依頼者は
・大手電設会社の子会社で、住宅向けの電気工事を請け負う会社。
・サブ事業として、住宅向け防犯カメラをネット販売している
依頼内容は
防犯カメラを販売する自社サイトのヘッダー画像(サイト上部のメインビジュアル)を作って欲しいとのこと。
基本は依頼者にキャッチコピーや画像素材は用意してもらっている。
今回は追加料金をもらって、僕から提案することになった。
まず最初に防犯カメラ市場のリサーチ。
基本は楽天やAmazonで防犯カメラを扱っているショップのレビューをひたすらみている。
理由は、どのカメラが売れているかだけではなく、「購買動機」「購入後の感想」「用途」など実際に購入したお客さんの声が一番参考になるからだ。
はじめにこれをやっておくと、
市場のニーズがある程度わかってくる。
そこから、どのニーズに対して訴求するかを決める。
ターゲティングってやつですね。
ターゲットはなるべく絞ったほうがよい。
インターネットビジネスをやっている人からしたら常識かもしれませんが。。。
リサーチが終わったら、デザイン制作開始。
以前、ネットショップを運営している会社に勤めていたので、サクサク作業をこなし、初稿をあげた。
数日後、修正の依頼がきた。
キャッチコピーの表現を変えてほしいとのこと。
具体的には、
「犯罪の瞬間を捉える!」というフレーズは、
防犯カメラというより、ドライブレコーダー向けではないか?という指摘だった。
詳しくきくと、防犯カメラは「抑止力」のために取り付ける人が多いというのだ。実店舗で購入されるお客さんがそう言っているらしい。
う~ん、、、。
ネット、リアルでお客様の求めていることが違う。
ネット → 実際に被害にあった人が購入している。
リアル → 家を建てるときに、ついでに購入。つまりまだ被害にあっていない。
そいうことなんだなと思った。
ということは、ネット販売なら「前者」に向けたメッセージが必要。ぼくが提案したキャッチコピーで問題ない。
でも、それをうまく伝えることができなかった。相手のプライドを気づけないことを考えすぎていたのかもしれないし、自分でも違いをはっきりしていないから言語化できなかったのかもしれない。
結果、相手の考えを尊重してキャッチコピーを変えた。
なんだかすごく悔いが残る取引だったが、
収穫はあった。
・ネットとリアルでお客さんのニーズに違いがあること。
・クライアントさんにその違いを説明するスキルを身につけるという課題。
この2つが得られただけでも、意味のある取引だったとポジティブに考えようと思う。
デザイン関連の記事といいながら、
マーケティングよりの記事になってしましました。
たぶん、デザインも好きだけど、
根っこには、売上を伸ばしてあげたいって
気持ちがあるからだと思う。
ビジネスの勉強をして、
デザインの位置づけがはっきりしました。
売れる仕組みがあって、はじめてデザインが
活きてくる。
これを、クライアントに理解してもらうことが
で大切だと思う今日このごろです。
まとめ下手くそか!